根岸台の家



見晴らしの良い小高い丘の上に建つ住宅であり、絶好のロケーションである。
しかし、計画の中心は西日の取扱いであった。秋冬には夕暮れからマジックアワーに至るまで
主役となるその存在も、夏には難渋の基となる。
そんな相反する問題の解決策として屋根を架けた半屋外空間を提案した。
この外とも内とも言えるスペースが適度に西日を調整し、各階居室に奥行も生まれた。
雨の日にサッシを開放することもでき、南北に通りぬける風が心地よい。


住所:埼玉県朝霞市 / 延床面積:121.72㎡ / 構造:木造2階建